子育て中なので、あまりまとまってドラマを見る時間がないのですが、それでも
これはハマった!
寝る時間も惜しんで観た!
というドラマがあるのでご紹介します。
「オーファンブラック(Orphan Black)暴走遺伝子」です。
オーファンブラックとは?
カナダのケーブル局SPACEとアメリカのBBCとの合作により制作されたテレビドラマ。
遺伝子操作やクローンが人間にも実験的に行われている闇のあるドラマです。
主人公のサラは自分と同じ顔をした人物と出会い、そこから自分が置かれた運命に翻弄されていきます。
クローン役は全て一人の女優が演じ分けている
演じているタチアナ・マスラニーは、サラはもちろん、その他のクローン役(その後何人も出てくる)を全て一人でこなしています。
同じ遺伝子ですが、育った国・環境が異なるため、英語も訛りがあったり、立ち居振る舞い、癖もそれぞれ違います。
それを全て一人で演じ分けているので、もうそれだけでも「すっげー!」となるわけですが、ドラマの中盤から、タチアナが演じているサラがもう一人のクローンであるヘレナに扮して相手を騙す、というシーンがあったり、よく見ていないと置いて行かれる状態になります(笑)
注意して見ているとわかるのですが、「サラがヘレナを演じているヘレナ」をタチアナ・マスラニーは見事に演じているのです!
ヘレナがアリソンに扮して・・・というシーンもあったり、どれも演じているのはたった一人の女優、タチアナ・マスラニーなんですが、ドラマに入り込んでいると、「ヘレナがアリソンを演じている」、「サラがヘレナを演じている」のように、ドラマの中のキャラクターが別の人物を演じているだけのような錯覚に陥ります。
それだけタチアナ・マスラニーの演技力がすごいということですよね!!
ドラマをまだ見ていない方にとっては何を言っているのか「?」状態だと思うので、とりあえずドラマを見てください!(笑)
Netflixで全話みることができますよ!
オーファンブラックの撮影場所はカナダ・トロントが中心
一見、ニューヨークのようにも見えますが、オーファンブラックの撮影場所はカナダのトロントです。
サラが自分のクローンであるべスになりすまし、働いていた警察署(の外観)もトロントで、その周辺の壁画はGoogleのストリートビューでも見られるそうですよ。
アメリカの大人気ドラマ「SUITS(スーツ)」の撮影場所もほぼトロントです。ご存知でしたか?
(設定はニューヨーク)
他にもNetflixオリジナル作品の「ワーキングママ」の舞台もトロントです。
(こちらは設定もトロント)
英語の訛(なまり)の違いが聞き取れるか?試すのも面白い
オーファンブラックは、是非英語で見てほしいです。
というのも、登場するクローンがそれぞれ違う国、環境で育っているので、その背景によって英語の訛が違うのです。
ロシア訛りの英語だったり。
主人公のサラと弟のフェリックスはイギリス英語なんです。
だけど、ずっと一緒にいたはずの育ての母はアメリカ英語。
役者さんがイギリス出身なのかな?なんて最初は思っていたんですが、物語が進むにつれてその謎がわかってきます。
ロシアで生まれ育ったカーチャ、ドイツ語訛りのヘレナ、その辺は特徴をつかめば演じ分けられそうですが、同じアメリカ英語を話すクローンが何人も出てくるんですねぇ・・・。
ちょっと神経質なママや、研究者、何かを企んでいる組織のトップ(と思われる人物)、ギャルetc…
この辺のしゃべり方も、同じ英語なのにみんな違う話し方をしていて、本当に面白いです。
物語が複雑なので、そこにきを取られているとわからなくなるので注意ですが、是非、英語の訛や話し方の違いに
注目してドラマを楽しんでみてください!
オーファンブラックは全部で5シーズン
シーズン1~シーズン5までで完結しています。
最後は結構納得のいく終わり方でした。
シーズン3~4ぐらいで、男性のクローンたちが現れ、その辺から物語がちょっとあれ・・・?となりますが、見事に軌道修正して完結。人は多く死にます。最後の最後に悲しい別れも。
2019年にタチアナ・マスラニーが主演で、シーズン6の作成が始まった、というニュースもありました。
完結したはずの物語が再び始まるのか、また別のストーリーなのか定かではありませんが、生き残ったクローンたちの平和な生活が脅かされることがないようにしてほしいなって思ってしまいました。
いずれにしても、またタチアナ・マスラニーの演技が見られるのは今から楽しみです。
みなさんもオーファンブラックをいろんな視点から楽しんでみてくださいね。