娘が小学一年の夏休みに私と2人で「魔法の文学館」へ行ってきました。
「魔法の文学館」を訪れた日は、まるで本の世界に足を踏み入れたかのような、不思議でワクワクする時間でした。
娘が大好きな「小さなおばけシリーズ」の世界に浸りながら、角野栄子さんが紡いできた物語の魅力を肌で感じることができました。
もちろん、作品をあまり知らない方でも楽しめるスポットなので、誰でも心が温かくなるひとときを過ごせるはずです。
今回は、「魔法の文学館」でどんな体験ができるのか、どんな展示が私たちの心を引きつけたのか、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
きっと、この場所が持つ特別な魅力を感じていただけるはずです。
小1女の子 一人読みデビューするまでの方法 https://yamayo-english.com/kids-reading/ ←ここから読めます
魔法の文学館とは
娘が大好きな児童書『アッチ・コッチ・ソッチ 小さなおばけシリーズ』( https://yamayo-english.com/kids-reading/ で紹介)の作者である角野栄子さんが長年住まわれていた東京都江戸川区に、魔法の文学館「江戸川区角野栄子児童文学館」が2023年11月3日に開館しました。
『魔女の宅急便』の作者でもある、児童文学作家の角野栄子さんの作品の世界観を表現した施設です。
『小さなおばけシリーズ』はもちろん、角野栄子さん自らが選んだ世界の児童書や絵本が10,000冊もあり、自由に手に取って読むことができます。天気のいい日には外の原っぱで読むこともできるそう。
魔法の文学館は、角野栄子さんの作品と功績を多くの方々に知っていただくとともに、未来を担う子どもたちが児童文学に親しみ、豊かな想像力を育む場となることを目指した児童文学館です。なぎさ公園の丘に建つ隈研吾氏の設計による純白の建物の中には、『魔女の宅急便』の舞台となったいちご色の「コリコの町」が広がり、壁一面に映し出されるプロジェクションマッピングや4面映像の「黒猫シアター」など、楽しい仕掛けがあふれています。「おうち形」の本棚に囲まれたライブラリーには、角野栄子さんの著作はもちろんのこと、栄子さんが自ら選んだ世界の児童書や絵本が、子どもたちの自主性を活かすべく敢えてあまり分類せずに配架されており、子どもたちは自由に本を選び、好きな場所で、お気に入りの本を読むことができます。
―魔法の文学館HPより引用―
私は魔法の文学館に行く準備中に角野栄子さん=『魔女の宅急便』の原作者だということを知り、かなりの衝撃をうけました!
コリコの町がお出迎え
入館してまず目に飛び込んでくるのが魔女の宅急便に登場する「コリコの町」をイメージしたピンクの街並み。
大きな階段と、反対側には壁にプロジェクトマッピングと音楽で楽しめる空間が待っています。
15分毎に違う演出だったと思います。
つい足をとめて見入ってしまうものばかりでした。
他にもいろんな仕掛けが散りばめられていたので是非体感してほしいです!
時期によってイベントが開催されています。
私たちが行った時は謎解きクイズが開催されており、館内を周りながらヒントを得て最後に受付で答えを言うとスタンプを押してもらえました。
親子で一緒に楽しめて良い思い出になりました♪
一万冊の児童書を自由に読める空間
ちょっと先へ進むと「小さなおばけシリーズ」をはじめとする角野栄子さんの作品が至る所にあり、実際に手に取り好きな場所で読みふけることができます。
家の形をした空間や靴を脱いであがれるスペースなどがあり、ずっといても全く飽きない空間でした。
大きな階段を上がっていくとそこにも角野栄子さんの作品はもちろん、角野栄子さんが選んだ世界の児童書・絵本がたくさん収められています。
小上がりのスペースだったり、テーブルがあったり、それぞれが好きなように本を楽しむことができます。
娘はドララちゃんも大好き↓
黒猫シアターでアッチに会える!
入館時にシアターのチケットを手渡されます。
そこに書いてある時間帯に受付近くに集まり、シアターに案内してもらえます。
シアターではキャラクターが物語の中で観客に話しかけてきて本当に会話ができたりする不思議な空間です。
3種類あるようなのですが、必ずしも好きなキャラクターの回に参加できるわけではありません。
私たちはアッチの回に参加したかったのですが、その時はリンゴちゃんの回でした。
リンゴちゃんは全く知らなかったのでちょっと残念でした。
それでもお話は面白かったし、会話も楽しめ、良い経験でした。
スタッフの方へ聞いてみたところ、空いている時は好きなキャラクターの回のチケットにしてもらえる、かも?とのことでした。
運営の仕方でルールが変更になるかもしれませんが、ダメ元で相談してみるのもありかもしれません。
館内レストランも世界観が楽しめる
カフェ・キキ café kiki が三階にあります。館内にあり、入場者だけが利用できます。お昼時はやはり混雑します。
メニューも本の世界とリンクしていてワクワクするものばかり。
私たちはもちろん「チとキのサンドイッチ」を頼みました♪
(チキンが中に入っていますが、冷えているのでちょっと食べにくかったです。)
窓際のカウンター席だったので大きな窓から外の緑の景色を眺めながら食べることができ、とても癒されました。
もし気候がいい時期なら外の原っぱでお弁当を食べて、カフェで飲み物とデザートを、という楽しみ方もいいかもしれないですね。
おみやげショップも大興奮!
ここでしか手に入らないグッズがたくさん!
どれも欲しくなってしまい大変ですが、娘のお願いでアッチのぬいぐるみを買いました。
半年経った今もベッドに置いて、一緒に寝ています。(かわいい!)
作者・角野栄子さんへお手紙が届けられる
魔法の文学館の中にポストがるのですが、角野栄子さんにお手紙を書いて投函すると、本人へ届くそうです!
近くにいたスタッフの方に住所も書いてみたら?と言われ、娘の住所と名前も書いて投函したろころ・・・
なんとご本人からハガキが届きました!!!!!!!!!!
必ずしも全員に届くわけではないそうなので、運が良ければお返事がもらえるかも?!
トイレも各場所で違った演出
3回トイレに行き、全て別の場所にあるトイレに行ったのですが、全て違った印象でした。
あっちの絵が出迎えてくれたり、ソッチがいたり。
トイレに行く度、「あー!アッチだー!」とテンション爆上がりの娘。
階段途中にあるトイレだけは中に個室が一個しかなかったので混雑時は別の階が良いかも。
チケット代金・予約方法
入館料は子ども300円(4歳~中学生)、大人700円です。
※江戸川区在住・在学・在職者は割引があります。
2カ月先まで入館予約ができます。→予約はここからhttps://webentry.net/mahouno-bungakukan/rindex.php
時間帯で区切られていますが、混雑していなければ時間前に入れることもあります。
平日など空いている日は予約なしでも入館できる場合があります。
アクセス
駅からバスが出ていますが、魔法の文学館に行くバスが一目瞭然でとても良心的でした。(案内の看板があります)
夏休み中でも平日ならバスも道も空いていて快適でした。
なぎさ公園の一画にあります。わかりやすく標識が立っているので迷わず到着できます。
なぎさ公園も楽しそう
私と娘が訪れた時は真夏のお昼だったため、暑すぎて外では遊べませんでした。
なぎさ公園はかなり広くて、汽車(のバス)が走っていたり、乗馬体験ができたりと、普通の公園ではなかなか体験できない楽しみ方がたくさんある公園だと思います。
春か秋に、なぎさ公園も含めてまた魔法の文学館に行ってみたいなと考えています。
さいごに
写真を見返していてもまた行きたいな~と思うほど楽しい施設でした。
滞在時間はランチも含めて4時間ぐらいでした。(混雑時は入れ替えの可能性があります)
一通り施設の内容が分かったので、次回は企画展を見たら読書の時間をたっぷり取ろうと思います。
本の一人読みができてきた娘にとって、この施設は本をもっと好きにさせてくれるまさに魔法の場所でした。
「ちいさなおばけシリーズ」はきっと新刊が出る度に買いそろえていくのだと思います。
もう少し大きくなったら「魔女の宅急便」も読んでくれたらいいな。(私も読んでみよう←)
ぜひ親子で訪れてみてください!