保育園も休園となり、お子さんを家で見ながら在宅勤務をされているご家庭も多いのではないでしょうか。
我が家も登園自粛しており、子供たちと長時間、しかも仕事をしながら一緒にいるようになり、さらに気軽に外出もできない状況下で子供も大人もストレスMAXの日々を過ごしています。
そして2歳の娘はイヤイヤ期の真っ只中。
イヤイヤ期と反抗期のダブルパンチにのしかかったコロナの来襲は私を疲弊させていっています・・・
どちらも「いつ終わるかわからない」という先の見えない不安・恐怖と日々戦わざるを得ないもの。。。
感情的になり、つい子供に怒鳴ってしまうこともあると思います。
常に家に一緒にいるということは、親も子も逃げ場がありません。
エスカレートして虐待になったら大変です。
身体的な虐待と精神的な虐待があり、子を怒鳴りつけるというのは精神的な虐待になることもあるそうです。
私はその「精神的虐待」をしてしまっているのではないかと思い、色々な本を読んでみることにしました。
今回は、幼児期の反抗期について参考になる本をいくつかご紹介したいと思います。
少しでも同じ悩み・葛藤をしている方の参考になれば嬉しいです。
「脳を傷つけない子育て」
友田明美さん著 「脳を傷つけない子育て」
私は虐待なんかしていない!と思っていても、暴力だけが虐待ではない。
「心理的マルトリートメント」(精神的虐待のようなもの)の概念をこの本で知った時、ドキッとしました。
子供の癇癪に向き合いながらも、ついムキになって本気で言い返したり、子供を精神的に追い詰めるような暴言を吐いてしまったことがあります。(現在進行形)
身体的な虐待だけでなく、精神的な虐待でも脳は傷つくそうです。
脳の傷つきは、「癇癪をすぐ起こす、落ち着きがない、学力が急に低下している、いじめをする、夜更かし・朝寝坊」などにつながる可能性があるらしく、すでに息子に当てはまっている項目もあってかなり焦りました。
しかし、傷ついた脳は回復する力ももっているそうで、これから息子との関わり方を良い方向へ変えていけるよう努力したいと思います。
本の後半は小学生以上の子供が対象の話になるので、幼児期は本の半分ぐらいが参考になる感じですが、後半もいずれ必ず必要となってくるので、今から読んで心構えをしていきたいところです。
「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」
篠真希さん著 「お母さんのためのアンガーマネジメント入門 子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」
先ほどご紹介した「脳を傷つけない子育て」よりもう少し具体的にどう対処すればよいか、「子供ってこういうものだよ」というのをわかりやすく教えてくれる本です。
「アンガーマネージメント入門」とあるので、「怒り」のコントロールし、怒りに支配されない自分になるというのが本の主旨です。
「怒りを抑えつけるのではなく、上手につきあっていく」という考えの元、どう子供と向き合っていくかのヒントが散りばめられています。
イラストや4コマ漫画もあるので読書が苦手な方でも読みやすい本です。(私は読書が苦手です)
あと「お母さんのための」ってありますけど、お父さんも一緒ですよね。
子供と長く接している方がイライラするのは当たり前です。
もしお母さんの方が長いなら、お父さんはお母さん(妻)の心のサポートをしてあげてください。
「そんなに怒るなよ」とはは不要です(笑)
「英国式 非完璧子育て術」
「英国式 非完璧子育て術」
次に紹介する”THE RULES OF PARENTING”の日本語訳版です。
109個からなる子育てのルール(掟)で構成されています。
No.1は「リラックス」。様々な育児書を読んで「こうしなくちゃ」「これじゃダメだ」と自分にも子供にも厳しくしている人には目から鱗のルールNo.1。
まずは親である自分がリラックスすることが肝心だと教えてくれます。
親がこうしようと思っていても、子供は思う通りに行動してくれません。
それを理解し、「子供ってそういうものだよね。しょうがないよね。」と大らかな気持ちで過ごすと、その余裕が子供にも伝わり、相乗効果が生まれるということなんですよね・・・
へーーーと思うことばかりで是非読んで欲しい!一冊です。
(実際にはなかなか実践できませんけどね・・・。徐々に私も変わっていきたいです。)
”THE RULES OF PARENTING”
↑楽天の電子書籍しかリンク発見できず
“THE RULES OF PARENTING”
先に紹介した英国式 非完璧子育て術」の英語版(原書)です。
109個のルールは1ルールが見開き2ページで完結するように構成されているのでとても読みやすいです。
子育て中って日々時間に追われ、自分の時間なんてなかなか持てないですが、そんな中でも英語を勉強したいなと思っている方にもおすすめです。
今知りたい内容を英語で知ることができるから一石二鳥だなと思います。
知りたい内容だからもっと読みたい!という意欲が湧いてくる。しかも一日2ページでも読むことができれば109日後には全て読み終えることができる!(すみません、私はまだ20ページぐらいで止まっています)
国際結婚をされたご夫婦なら、本をシェアして読めるし、子育ての方針もその後話し合うきっかけとなるのではないでしょうか。
まとめ
本をご紹介してきましたが、当然、お子さんの性格・性質、そしてご自身の性格・性質も大きく関わってくるので一筋縄ではいかないことがたくさんあると思います。
私も「今日こそは子供たちを怒らず冷静に対応するぞ!」と毎朝誓うのですが、いくら冷静に言っても悪ふざけを辞めなかったり、危険な行動につながる時は怒りをコントロールするどころか火山大爆発!状態になり怒鳴ってしまうことが多々あります。
外出自粛生活が長くなり、子供も大人もストレスが溜まり、いつも以上にピリピリしている状態なのも事実です。
逃げようにも一人になる時間なんてないし、カフェにだって行けないし・・・精神的にかなり厳しいですよね。
私も毎日子供たちの癇癪に疲弊しています。(私が怒ることで私自身も疲れる・・・)
一日の最後に、今回ご紹介した本のどれかをさらっと目を通すだけでも、「あぁそうか。今日のはあんなに怒らなくても良かったよな。次はこういう言い方にしてみよう・・・」とちょっと前向きな気持ちになります。
反省しすぎたり、自分を責めたりせず、「次はこうしてみよう♪」ぐらいの気持ちで良いんだなと自分に言い聞かせています。
まだ自粛生活は続きそうですが、みなさん一緒に乗り越えましょう!
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