私たちは共にアラフォーに差し掛かった夫婦ですが、親はバリバリの「男は仕事、女は家事と育児」の世代です。時代が変わったといえど、育児に積極的に参加している親像を知らない夫は潜在意識の中に「育児と家事は女性がやるもの」という意識があります。うちは共働きですが、私は非常勤。出産を機に育児休暇取得、時短勤務をしているせいか、夫のフルタイムの働き方とは違う(楽してるだろう?)という、私の働き方をバカにしている節がありました。私としては、家事・育児を担うにはフルタイムでは働けないので、非常勤で時短勤務をしているのですが・・・一日に何役もこなしている私の苦労は夫には理解されない日々を最近まで過ごしていました。が、息子が生まれて4年が経とうとしていた時期に劇的な変化がありました。今回は、いかにして育児・家事に協力的な夫に変わっていったのかをシリーズでお伝えします。
Contents
シリーズでお届けする【夫の変化】①おむつ替え編
※「おむつ替え」ですので、「う〇ち」という言葉を多用しています。苦手な方、お食事中の方はそっとウィンドウを閉じてください。
出産前の言動
とまぁ割とどこでも聞くような会話を我が家もしていました。
案の定、子供が生まれた後も嫌がるので、夫の目の前でおむつ替えをして、「こうやってやってあげてー」と伝えました。
離乳食が始まる前のうんちは臭くない!
うんち=くさい と思いがちですが、離乳食が始まる前、つまり生まれてから5~6か月頃までは母乳またはミルクしか飲んでいないため、うんちは臭くないんです!!そりゃあ多少は臭いますよ?でも離乳食が始まってからの臭いの比じゃない!!
なので、旦那さんにもうんちの時のおむつ替えをやってもらうためには、「離乳食開始前から」やってもらい、慣れてもらうと良いでしょう。そして、「新生児期の赤ちゃんがじっとしてくれている時」から慣れてもらうことも重要です。赤ちゃんが動けるようになるとなぜ大変なのかは後程わかります・・・。
俺、顔が半分切れちゃってるよ?
(うんちが横漏れしてたら服も洗ってくれると嬉しいな)
昔のおむつ替え
紙おむつもなく、あっても性能が悪かったり高かったりでメインは布おむつ。
うんちをしたら、
1.おしりを綺麗に拭き
↓
2.上澄みをこそぎトイレに捨て
↓
3.洗面器にお湯を溜めて洗い
↓
4.洗濯機で洗って
↓
5.脱水機にかけて
↓
6.干す!
という所までが流れだったのが、
現代のおむつ替え
うんちをしたら
1.おしりふきで綺麗におしりを拭き
↓
2.まとめてビニールへポン!
で、終了なんです!!(コロンとしたうんちになってきたらうんちだけトイレに流します)
もちろん、横漏れ、背中漏れしてしまったら着替えさせて洗う必要がありますが。
漏れていなかったら「おむつを替えるだけ」でいいんですよ?というか、「うんちは無理」とか言う人だった場合、横漏れしてもその服、洗ってくれないでしょう?だったらせめておむつ替えぐらいしたら?という話。
おむつ替えが楽しくなる動画
最近、おむつ替えが楽しくなる動画を発見しました。
木下ゆーきさんのおむつ替えシリーズ
【PART5】
我が家のおむつ替えの様子をご覧下さいませ
今回はフォロワーさんからリクエスト頂いた”アパレル店員さんバージョン”です
リクエストお気軽にどうぞ子育て大変だけど楽しみながら頑張りましょ〜 pic.twitter.com/ZlUaaCkblS
— 木下ゆーきおむつ替え動画の人 (@kinoshitas0309) January 10, 2019
また言葉を話さない赤ちゃんの時、言葉が返ってこないから、つい無口になりがちだけど、こんな風に役に扮して話しかけながらおむつ替えをしたら親も楽しいし、赤ちゃんも言葉を聞いていたり、親の笑顔を見ているので嬉しくなりますね、きっと。
離乳食の時、お着替えの時、イヤイヤ期の時、この動画を思い出して役に扮してみると、イライラが抑えられるような気がします!
うんちがトイレに流せるようになってから注意すること
おしりふきをトイレに一緒に流さない
おむつをトイレに落とさない
(ポリマーが膨張して大変なことになります!絶対流そうとしたらダメ!)
うちの夫は、おむつからうんちをトイレに流す際、おしりふきも一緒に流してしまっていました。一度、うまい具合におしりふきがうんちを覆い、塞き止めていたことがあり、私がビニール手袋を付けてトイレに手を突っ込み、おしりふきを除去。事なきを得ました。
が、しばらくして再び同じことが起きてしまいます。
今度は完全に詰まってしまい、トイレの水が流れなくなってしまいました。
調査したところ、夫はその後もずっとおしりふきを「平気で」トイレに流していたのです。夫はなぜか「コンタクトレンズ」も「いずれ溶けるから」という理由でトイレに捨てていた人間です。おしりふきも同様、「いずれ溶けるから平気」と言わんばかりに流していました。いつもは運よく流れていましたが、今回はどこかで詰まっていて、何度流しても、お湯を溜めて(ネット調べ)みてもだめ。あげくの果てに逆ギレ・・・
当時、二人目が生まれたばかりで、翌日ラバーカップ(スッポン?)を買いに行けない・・・というかその前に誰かが大をしたらアウト。仕方なく業者を呼びました・・・。その額8,000円。業者さん曰く、「ラバーカップの形が合うかわからないし、詰まりが改善されるかわからないから、業者を呼んでもらった方が早い」とのことでした。(営業トークだと思いますが)
その後、キッチンでも詰まりが発生した時に結局ラバーカップを買ったので、万が一の時の備えとしてラバーカップは一家に一つ備えておいても損はないかと思います。
業者さんの力によって、トイレの詰まりはすぐに解決。
子供も運よく寝ていてくれたので助かったー!
同じことが起きないようにするため、トイレに流せるおしりふきもあります。
我が家がしている対策は、トイレに流すうんちの時は、
・先にビニールを用意して、おしりを拭いた後のおしりふきはおむつの上ではなく、ビニールに入れる
・急いでいて先にビニールを用意できなかった時は、潔くうんちはトイレに流さずビニールに入れて捨ててしまう(夫の場合)
(この「ビニールに入れて捨てる」という簡単な工程すら、徹底してくれるまでに苦労しました。なんか臭うな・・・と思ったらうんちのおむつが「可燃物のごみ袋」にダイレクトしかもおむつのテープもとまっていない状態で捨てられていたことも何度もありました・・・)
うんちが入っていても外に臭いがもれない素晴らしいビニールがあります
うちは大容量をひと箱常備して、心おきなく使っています。
外出先で捨てられない時でもカバンに入れて持ち歩いても臭いません。
また、ごみ捨ての日まで日にちがある時でも臭わず心強い味方。
生ごみも臭わないので、もし余ってしまっても他の用途で使えるので、ストックしやすい。
おむつ専用のごみ箱もありますが、中に入っているビニールは臭いが漏れるものらしく、おむつが溜まって捨てる時に、ごみ箱に臭いがこもっていて、「臭いが取れない」と聞いたことがあります。マンションなどで曜日関係なく捨てられるご家庭の場合は、こういったおむつ専用のごみ箱は必要ないんじゃないかな、と私は思います。
やたら長いトイレは注意
余談ですが、うんちの時でもおむつ替えができるようになった夫ですが、私が料理をしている間、夫息子と遊んでもらっていると、急に夫がトイレへ・・・やたら長いな・・・息子も構ってもらいたくて泣いています。そして息子に近づくと・・・「くさっ!」 完全にうんちしてるじゃん!! ということが何度も何度もありました(泣&怒)。
夫は「気づかなかったよー」と毎回言いますが、確信犯なので逆の立場だったらどうするか?!をしつこく話して理解してもらいました・・・。
現在の夫
◎息子(4歳)が家でうんちをした時(トイトレ完了済)
の呼びかけにトイレに飛んで行き、おしりを拭いてあげる
(息子が自分で拭けるようになりつつあります)
◎外出時、息子がうんち/おしっこに行く時
→息子を連れてトイレへダッシュ!
(最初から夫に任せっきりなので、私は一度しか連れて行ったことがないです。夫の方が上手なはず!)
その他、
◎娘がうんちをした時 →2回に1回の割合で夫がおむつを替える
(お腹がゆるいので、あまりトイレに流す機会はまだない)
◎娘のうんちが横漏れした時 →汚れた服を「一応」水に浸けておくことができるように!
(その場である程度キレイにしてから、水に浸けておいてくれるとありがたいのですが、それはまだハードルが高いようです)
色々できるようになると、「もっとこうしてほしい」「このレベルまでやってほしい」という要望が多くなりがちですが、世の男性の話を聞いていると、「うんちの時はおむつ替えしない」人もまだかなり多いらしく、うちの夫はまだやってくれる方なのかな・・・と。
いや、男女で分ける必要ないんだし、全部できて、やって当たり前のはずなんだけど・・・
うちの家庭の場合は、ですが、基本はやはり夫が大黒柱で働いてくれていますし、どこに住むかを決める時も大半は私の希望を叶えてくれましたし、家事や育児においての役割分担はある程度どこかで妥協するところがあっても良いのかな、と思っています。
「うんちが付いた服をそのまま洗濯機で洗い、黄色く色が残っていても平気」な人(夫)と、「可能な限り汚れを落としてから洗濯機で洗い、シミが残らないようにしたい」私とでは、仕上がりが断然違うので、それでイライラしたり、文句を言ったりしても険悪になるだけなので・・・ならば、最初から私が納得するレベルに仕上げる=私がその作業を担当する!と決めてしまえば気持ちは楽です。相手にも同じレベルを求めようとすると喧嘩になります。
子供がある適度大きくなれば、「うんちの汚れ」で喧嘩することもなくなるわけで(笑)
夫には別のところで他の役割を担ってもらおうと思います。(うちの場合は、毎週末、息子を外に連れ出して遊んでくれる、とか)
それから、赤ちゃんも動きが活発になってくると、まだおしりが拭けていないのに寝返りをうとうとしたり、体を反ったり足をピーンと張っておしりを拭かせてもらえない時があります(泣)私は両足で子供の肩あたりを押さえて、ささっと替えてしまうのですが、夫はそれがうまくできません。なので「ちょっと来てよ!」「手伝ってよ!」と呼ばれます・・・。一人でできるようになってくれないと意味がないのですが、喧嘩になるぐらいなら手伝ってあげるのが得策かと思います。(白い目)
先ほども書きましたが、「子供がある程度大きくなれば、うんちで喧嘩することもなくなる」です。
「にくきゅうぷにお」さんのおむつ替え漫画
絵がとってもかわいい♡そして育児あるあるが猛烈に伝わる漫画で楽しませてくれる、にくきゅうぷにおさん。
コノビーさんにて記事がUPされました。オムツ替えの時の事を漫画にしています。#Conobie #コノビー #育児絵日記 #育児漫画 #オムツ替えhttps://t.co/lVjcNnls3j
— にくきゅうぷにお (@nikukyupunio) January 28, 2019
↑これを見るだけでおわかりだと思うのですが、赤ちゃんのおむつ替え(大の時は特に)って大変なんですよね・・・。寝返りができるようになると動く動く・・・。男の子だと特に力が強いし、体をピーンとしたままテコでも動かない!ってぐらい足も曲げてくれないのでおしりがキレイに拭けない(´;ω;`)状態。そんなことしている間に服や周りにう〇ちがついちゃったりもするので神経すり減らして体力消耗しておむつ替えをするのでした。
うんちの汚れも簡単キレイ!ウタマロ石鹸
ちなみに、うんちの汚れも泥汚れも綺麗に落としてくれる「ウタマロ石鹸」を使っています。
直接、石鹸をこすりつけて洗い流します。頑固な汚れには、仕上げにもう一度ウタマロ石鹸をすりつけ、そのまま洗濯機へイン!すると、漂白効果で汚れがすっきり落ちてくれます。
子供が泥遊びをして抹茶色になったズボンもキレイに元通り☆になります(限界はあるかも)
まとめ
・パパにうんちの時もおむつ替えをしてもらうためには出産前の言い聞かせが肝心!
・離乳食が始まる前までの、うんちが臭くなる前に慣れてもらう
・おしりふきをトイレに流さないように注意
・どこかで妥協点をつくる
・自分が役割を担う代わりに、パパには他のジャンルで活躍してもらう
・お互いが「ありがとう」「助かるよ」などの声かけをする
「諦めが肝心」とも言うけれど、自分が苦しいのに相手のことを諦めたら余計に自分が辛くなります。
何が辛いのか、どうやったら嬉しいのかを根気強く伝えることも大切だと思います。
そして、「うんちの時のおむつ替えができない」人はいません。「むり」だと思うから無理なのです。
「無理なんじゃなくて、やるんだよ」「臭いと感じるのは誰でも同じ」です。我が子のおむつ替え、パパにもできて当たり前になってほしいですね。


