yamayo(やまよ)です。
みなさんは薬局で買った薬の注意書きや、病院で処方された薬の副作用の欄をちゃんと読んでから服用していますか?
用法・容量を守って飲んでいますか?
妊娠中、授乳中に飲めるか、などは気にしたことがあっても、あまり気にせず飲んでいませんか?
私が過去に、薬による副作用で大変な目にあったことをお話ししたいと思います。
薬の副作用とは
よくある薬の副作用としては、眠気、下痢(お腹が緩くなる)などがあります。
その辺は風邪薬でもあることですし、「眠くなりにくい」処方の薬もたくさん開発されています。
が、そんな話どころではない副作用が、
発熱、頭痛、吐き気、顔の晴れ、全身に発疹が現れる等・・・
一度副作用を起こすと、次に起こった時により危険な状態になる可能性も高いそうで、注意が必要です。
抗生物質で副作用が起こった
あくまでも「私の場合」は、ということで書いていきます。(全ての人に当てはまるわけではありませんが、知っていて損はないと思います)
風邪を引き、病院を受診した時のこと。
もともとアレルギー性鼻炎で鼻の通りが悪く、一緒に治しちゃおうと言われ、抗生物質を服用しました。
その時出された薬はとても効いて、両鼻が通った感動で浮かれていました。
抗生物質は続けて飲んでいると効かなくなるそうで、1週間後に別の種類の抗生物質を処方されました。
その時に服用した抗生物質が私の体に合わなかったのです。
夕飯後に服用し、寝る前に鏡を見た時に、首がちょっと赤いな?と思ったものの、あまり気にせず就寝。
次の日の朝、目を覚ました時に感じる自分の体の違和感・・・
なんとなく顔を触ってみると、「あれ?顔が膨張している・・・?」という感じ。しかもちょっと熱っぽい。
恐る恐る鏡を見てみると・・・
ギャーーーーー!!
顔が倍に腫れてる~~~~~~!!!!!
く、唇がたらこ唇になってる~~~~~~~!!!!!!!
そんな日に限って日曜日!病院やってない!!
急いで調べて隣町の休日診療をやっている病院へ父に車で送ってもらいました。
薬の副作用が疑われる時は、薬を処方した病院か、大きい病院へ行くのがベスト
何が起きているのかわからず、藁をも掴む思いで病院へ行きました。
休日診療なので待合室は混みあっていて、私はフードを被り、マスク姿で下を向き、できるだけ人の目につかないようにしていました。
いざ診てもらうと、若い先生で、私が診療室に入ってくるなり明らかに動揺している!!
薬の副作用だろうというところまではたどり着いたけど、どうしたら治るのか、瞬時に判断できない様子が伝わってきました・・・。
処方された薬をとりあえず服用しましたが、その日は高熱にうなされ、次の日からは首から下にまだらな発疹が出ました。
その後、だんだんと下がってきて、手の甲や太もも、足の甲にまで発疹が降りてきました。夏なのに常に長袖を着て、会社では誰かの目に着くたびに説明して、「うつりませんので安心してください!」と言っていました(泣)発疹が消えるまで1か月もかかってしまいました。
後で友人から「注射を打つとサーっと引いていく」という話も聞いたことがあります。
情報は定かではありませんが、明らかに先生が戸惑っていたし、大きい病院へ行っていたらもうすこし早く副作用が収まっていたのかもしれないと思うと、残念な気持ちになります。
副作用が出た時こそお薬手帳が役立つ
当時、まだ「お薬手帳」が普及していない時代でした。
しかし、お薬手帳にしっかり処方され、服用してきた薬が記載されていれば、別の病院を受診した際にも伝えやすく、副作用の原因を突き止める手がかりにもなります。
もしまだ「お薬手帳」の価値を実感されていない方がいたとしたら、これを機にしっかり管理してみてはいかがですか?
病院、調剤薬局ではしつこいぐらい副作用が出たことを伝えるべし!
もう二度と副作用が出るのは御免だ!!と思い、病院で問診票を記入する度に副作用が出た薬を記載してきましたし、先生にも伝えてきました。
が、産婦人科でびっくりするぐらい「伝わってない」を経験することになります。
第一子を妊娠し、産婦人科でまず副作用のことを記入。
しばらくして帝王切開術での出産が決まり、先生に副作用のことを伝えます。
先生は副作用が起きた系統の抗生物質とは別の薬を用意してくれました。
が、予定していたよりもだいぶ早く陣痛が先に来てしまったので、緊急帝王切開となってしまい、別の先生が担当することに。
事前に提出していたバースプランと一緒に副作用のことも書いたし、前処置をしている助産師さんにも伝えました。
その後、手術室に入ってからも「何か薬でアレルギーは?」と聞かれる・・・誰もカルテ見てないの???
と不安になりつつ、答える・・・
緊急だったし、カルテを見ている暇がなかった、と思えばしょうがないのですが、仮に私の意識が飛んでしまっていたら、どうなっていたのか・・・?疑問が残ります。
そして、その後も同じ産婦人科でとある処置をしていただいた時(察してください)、副作用のことは何度も先生に伝えたし、助産師さんにも口頭で伝え、書類にも書いた、のにも関わらず、処方された抗生物質が副作用を起こす可能性がある系統の薬だった・・・
知らずに服用していると、結構重い頭痛が・・・麻酔からだいぶ時間たってるのに・・・?
もしやと思って薬の詳細を見ると「〇〇系」とバッチリ記載されている!!
あれだけダメだって伝えたのに!!
すぐに病院へ電話をすると、薬の服用は中止。薬を後日持ってきたら差額を返金する。という処置でした。
いや、抗生物質飲まないとダメなんじゃないの???
結果的に炎症や感染などは起きず、事なきを得ましたが、傷心の気持ちにさらに傷が深くなった感じがしました。
これは、薬をもらった時に確認しなかった私にも責任があります。
特に、産婦人科では調剤薬局がなく(私が行っていた病院では)、受付の人から薬を直接もらったので、薬剤師さんがいたらまた違ったのかなと思いました。
おそらく、病院に備えてある薬はそのまま処方して渡していたのだと思います。
この時は、頭痛だけで済みましたが、また顔の腫れなどが出るくらいの副作用が起きた場合、下手すれば命の危険すらあるかもしれないので、薬を服用する前に自分でも必ず確認しようと心に決めました。
まとめ
薬の副作用は本当に怖いです。
用法容量は必ず守る、薬の飲み合わせや食べ合わせにも気を付ける必要があります。
病院、先生、看護師さん(助産師さん)、調剤薬局でもしつこいぐらいに伝えましょう。
そして、何より大事なのは服用前に自分で確認する!
痛み止めで副作用を起こす場合もあるので、友達から「これ飲んで」と言われて渡された薬を気軽に飲むのも実は危険です。
副作用が起きる可能性もある中、安易に薬を渡すのは危険だということを双方が知っておくべきだなと思います。
普段の見慣れている薬も、その時の体調や飲み合わせ、食べ合わせで思わぬ副作用が起こることもあるので、少しでも異変を感じたら服用を中止して、すぐに医療機関を受診することをおススメします。
お薬手帳と、市販の薬の場合は箱や説明書も持参すると良いですよ。