私は一度、髪が全部抜け落ちてしまった経験があります。
子育てと仕事、家事のプレッシャーとストレスが原因だったと思っています。
詳しくはこちらで書いています↓
カツラの不便さ、人毛と人工毛の違い、髪がないとはどういうことなのかなど、初めて経験し感じることが多くありました。
髪が全て抜け落ちた後は幸いにも再び生えて、その後は健康な髪を維持できるようになったので、人毛のカツラを待つお子さんへ届いたら良いなとヘアドネーションをすることに決めました。
ヘアドネーションをするまでにかかった期間
私が一度髪が毛根から全て抜けているので、言わば「坊主」の状態から、ヘアドネーションに必要な31cmを確保できる長さになるまで、約3年の月日がかかりました。
(肩に付くぐらいの長さになるまでは、こまめに切って(整えて)いたのであくまでも目安です)
肩に付くぐらいの長さがある方なら、2年ぐらいで31センチは確保できるかなと思います。
髪を切った後に、ショートボブぐらい短くしても良いのか、肩に付く長さはキープしたいのか、なども髪を伸ばす期間は影響します。
ちなみに私はショートボブにしました。
ヘアドネーションに必要なもの
髪が十分伸びて、よし!ヘアドネーションしよう!
と思ったらまずすることは、美容院の予約。
予約時に「ヘアドネーション用に髪を切りたい」と伝え、対応してもらえるかを確認しましょう。
ほとんどの美容院が対応してくれると思います。
美容院から直接送ってくれることもあるようですが、現在はご自身で送るのがほとんどのようです。
美容院では小分けにゴムで縛り、31㎝の長さを測って切ってくれます。
その髪の毛を大事に持って帰ってくることができれば、後は送るだけ。
私はこちらの団体へ寄付をしました。→Japan Hair Donation & Charity( JHD&C)
↓送る時に必要なものはこちら↓
・31cmの長さの髪の毛
・ドナーシート(サイトからダウンロード)
・370円のレターパック
「ソーシャルコラボレーション─JHD&Cと団体との社会貢献─ 和歌山刑務所(白百合美容室)との取り組み」というものがあることを知り、私は和歌山市社会福祉協議会(上記のボランティア団体)https://www.jhdac.org/shirayuri_top.htmlに送ることにしました。
JHD&Cへ直接送ると「受領証」を発行してもらえます。
返信用封筒(切手貼付)が必要ですが、受領証のデザインが素敵なので正直自分も「欲しい!」と思いました。
ですが、受領証を送り返してもらうのにも手間と時間を掛けさせてしまうし、自分の中で事実として記憶にあれば良いのかなと思い、受領書は受け取らないことに決めました。
そして、髪の毛の選別などを社会貢献の一貫として請け負っている場所があるということでしたので、そちらにお送りすることにしました。
ヘアドネーションは流行りではない
いざ送るぞ!というタイミングで「ヘアドネーションを流行りにしないために」という記事が世に出ました。
私は流行りでやったわけではないのでちょっと戸惑ったのですが、記事の内容は、
「髪がないことが”普通ではない”と思わせないようにしたい」というものでした。
ヘアドネーションは主に病気で髪の毛を失った子供たちに無償でかつらを提供するためのものです。
かつらがあることで明るさがもどったり、堂々と外を歩けるようになった、など良い影響があるのはもちろんですが、
髪がない=普通ではない、かつらをしないといけない
とならない世界、つまり「髪がなくてもおかしくないよ」という世界にしていきたいという訴えがあるようです。
ヘアドネーションがいわゆるブームみたいになってしまうと、「髪の毛がないならかつらをかぶればいいね!」という認識が
広まってしまうという危惧なのかもしれませんね。
難しい内容ではありますが、実際にかつらを求めているお子さんがいるなら、届けてあげたい。
私も髪がない状態で外には出られなかったし・・・。
大人の世界でも、特に男性は髪が薄くなっている人に対して「ハゲ」とか「ハゲ散らかしてる」などと言って貶したり、笑いをとったりしている人を見かけます。
でもそれって本人は望んで髪が薄くなったわけじゃないし、悩んでいるかもしれない。
自分の努力でどうにもならないこと(特に容姿)を他人が笑いものにするのは良くないですよね。
まずは大人たちが「髪の毛がない」ことへの偏見をなくすことが大事なのかなぁと思ったのでした。
話がそれましたが、ヘアドネーションに少しでも興味が湧いた方は頑張って2年間、伸ばしてみませんか?